積極的な医療機器の導入
歯科用CTを用いたインプラント治療
ドイツ・シロナ社製の「ORTHOPHOS SL 3D」は、国内の歯科用CTの中でも鮮明かつ詳細な画像を、低い被ばく線量で撮影することが可能です。
インプラントの手術の際に必要な顎の骨の状態や、歯周病による骨欠損の状態など3次元での診断ができるので、より安心・安全な診断を行えるようになりました。
“医療事故を防ぐ診断”が可能
インプラント治療での事故の大きな原因の一つとして、正しい診断ができず誤った方向・角度・深さに埋入してしまったケースがあります。
このようなことがないよう、当院でインプラント治療を行う際は、治療前にCTスキャンを使用しています。CT撮影を行うことで3次元的にインプラントの装着位置が把握できます。
また、レントゲンではわからなかった骨の奥行き・幅・厚みを知ることができます。今では、インプラントの治療に欠かせない検査のひとつと言えるでしょう。治療を効率よく進めるためにもCTを設置しております。
●歯科用CTを導入するメリット
- インプラントを入れる位置や方向のシミュレーションが可能
- 難しい手術ができる
- 事前の確認ができるため、患者様の負担を緩和できる
- 治療時間の効率化
シミュレーションシステム（ノーベルガイド・オステムガイド）
当院では、外科手術であるインプラントを効率よく行うため、インプラント術前シミュレーションソフトの「ノーベルガイド」や「オステムガイド」を使用しています。
CTで撮影した3D画像を用いて効率よく治療計画を立てることができ、問題が生じにくい手術に努められます。また、患者様に治療計画をより理解していただけます。
●ノーベルガイド・オステムガイドの特徴
- 切開手術を行わないので、術後の痛みや腫れを抑えられる
- 3Dのシミュレーションガイドに合わせて治療を行うため、正しい位置への治療が可能
- 手術の効率化
- 治療箇所への負担を抑えられるため、手術後に新しい歯で噛める
麻酔の専門医師による静脈内鎮静法
「インプラントには興味があるけれど、どうしても手術が怖い」という恐怖心の強い患者様・緊張の強い患者様に対して、当院では麻酔専門の医師による「静脈内鎮静法」を導入しています。
静脈内鎮静法とは点滴で鎮静剤投与で浅い眠りの状態を作る麻酔方法です。うとうとしている状態で手術を受けるため痛みや恐怖心を感じにくくなります。治療中の記憶はほとんどなく、あっという間に治療が終わる感覚です。
●こんな方にお勧め
- インプラント治療に対する不安や恐怖心のある方
- 嘔吐反射を覚える方
- 過去に局所麻酔や治療で気分が悪くなった方
- インプラント本数の多い方、インプラントのための骨移植が必要な方など、長い手術時間が必要な場合
実際にこの麻酔を使うことで、多くの患者様のインプラント治療が成功しています。
生体情報モニターで体調の異変を感知
手術に「生体情報モニター」を使用し、心電図・脈拍・血圧・血中酸素濃度・呼吸など、患者様の全身状態を厳重に監視しながら治療しています。
生体情報モニターにデータを映し出し、全身状態をリアルタイムで把握しながらインプラント手術を行います。患者様の体調に異変があった場合も、迅速な対応が可能です。
高血圧や心臓疾患をはじめ、何らかの全身疾患をお持ちの方、お年寄りの方でも治療をお受けいただけます。
回復室
インプラント手術は日帰りですが、手術後休憩できる回復室をご用意しました。完全個室なのでゆっくりお過ごしできます。
AED（自動体外式除細動器）
万が一の事態に備えて、AEDを設置しています。
歯科治療用オートクレーブ
高圧蒸気滅菌器（オートクレーブ）は、高温・高圧の飽和水蒸気で、細菌を死滅します。
医療先進国であるヨーロッパの基準EN13060の「クラスB規格」を満たしたオートクレーブを使用して器具の滅菌を行っております。
